THE YELLOW MONKEYが復活した今だからこそ吉井和哉氏のソロ活動を語る【その2】

 

前回に引き続き、今回も吉井さんのYoshii Lovinson期について書いていきます。

個人的には、Yoshii Lovinson期で印象なのは声質です。どこか、弱々しいというか生気が少ないという印象なのを受けます。(そこが逆に魅力的だったりもするですが。)

ソロ活動を始めるにあたり、The Yellow Monkey節というものを極力排除したかったらしい。たしかにどの曲を聴いてもバンド時代の雰囲気から離れているものが多いです。意図した部分もあるのでしょうが、その当時の本人のダウナーな精神状態も滲み出ているように思います。

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そんなYoshii Lovinson期の曲で今回取り上げたいのは、「Dear My Another Grandfather (2003 Version)」(「Another Grandfather」とはDavid Bowieのことらしい)。

これはCDには収録されておらず、「SUPERNOVACATION」のiTunes Storeでの予約限定の曲になっています。元々は「at the BLACK HOLE」に収録予定だったらしいのですが、制作期間の問題で未収録になったとか。

おそらくデモバージョンだと思われますが、私はこの曲がものすごい好きです。歌詞もハナモゲラのようでよく聴き取れないけど、なんだか優しさに溢れた曲のように思えます。そしてCメロからの流れは鳥肌もの。吉井和哉氏はDavid Bowieを敬愛しているのでそれがにじみ出ているのかもしれない。

機会があれば是非聴いてほしい一曲です。