【No.1 rock'n roll Asian、お帰りなさい】THE YELLOW MONKEY 『9999』を買いました。

 

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アルバム発売の発表は2018年末だったと思うのですが、その時から本当に首を長くして待っていました。

でもその心境は期待だけではなくて、不安も混じったものでした。

 

少し話は逸れますが、私はプログラマとして働いています。

プログラマ界隈では「35歳定年説」と言うものがあります。体力的に厳しくなったり、新しい技術の習得速度が若者より衰えるから、だと思います。

この説は全く根も葉もないですが、『衰え』は避けられないものです。

プログラマは『理論』と『感性』で言えば、『理論』を重視する仕事だと思っています。もちろん何かを創造するのに感性も必要なのは十分理解していますが、歳を重ねて『理論』が衰えることはあまりないのかなと。

一方、作曲家、作詞家の方は『感性』が要求されるのではないでしょうか。音楽的な『理論』も必要でしょうが、創造すると言う意味では『感性』が重要だと思います。

 

昔、吉井さんはブログでこんなことを書いていました。

『20代のうちにたくさん曲を作っておきなさい。』

おそらく、吉井さんと同業の方に送ったメッセージだと思います。

これの意図するところは分かりませんが、若い時代が過ぎると何かしら変わってくるのを吉井さん自身が経験したからこそ発信したメッセージなのでしょう。

 

話を元に戻します。

私が感じた不安とは今回のアルバムが過去のイエローモンキーのアルバムに引けを取らないアルバムなのか?『衰え』を感じるようなものではないかどうか?と言ったものです。

 

「9999」の率直な感想を言うと、『過去のイエローモンキーから変化している』です。

間違いなく、過去のアルバムとは全く違うテイスト。

 

私が好きなアルバムは、1st、2nd、3rd、そしてSICKSあたりなのですが、それとは全く違ったものでした。なので好みど真ん中のアルバムではありませんでした。

また、既発曲が半分を占めているため物足りなさも感じました。

 

ネガティブな感想を書いてしまいましたが、ポジティブな感想もあります。

半分が既発曲だが通して聴いみると違和感なく、アルバム曲がアクセントになったりして心地良く聴ける。

過去のイエローモンキー独特の「音」や「詩」と吉井さんソロ期にあった「ポジティブ」が合わさったようなアルバムになっている。

 

これは個人的に進化なのだと捉えます。一ファンとして期待や祈りも込めてますが…

そしてイエローモンキーの曲はライブで聴くと印象がガラリと変わるものがたくさんあります。今回のアルバムの曲がライブでどのように変化するのか、凄く楽しみです。